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兄妹アニメ ≪恋風≫ 歌詞
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  アニメ恋風のOP曲です。歌詞、音楽、歌と共に作品世界のイメージそのままが美しく表現されたという点で、本当に良い歌です。初めてこの歌を聴いたとき、歌詞の意味に気付いて、感極まって半泣きになりながらエンドレスで何度も流していました。七夏と耕四郎の二人の恋、そのまんまの歌詞なんですもの。特にサビの1〜2〜3番へと変化していく様子が、もう……!!一箇所ずつ説明つけて語ってしまいたい程なのですが、野暮な事は自粛します。メロディーがまた、じーんと盛り上げてくれるのです。
  OPのアニメも重要ポイントです。・七夏と耕四郎、それぞれの子供の頃の写真を見せて、実の家族感を演出。・耕四郎を見つけた時の七夏の「恋している」笑顔!・最後、踏み切りを渡って耕四郎の元へかけ寄る七夏。←このシーンがポイントなんです。これは、そのものずばり、七夏の方から、耕四郎へ動きかける。七夏の方から、兄妹の一線を越えようとするという表示なのですよ!ううーむ。
  もう一つ話さなくてはならないことは、岡崎律子さんの歌詞だということ。恋風のアニメは、2004年04月から放映されました。…その翌月、05月05日に岡崎律子さんは急病で他界されてしまったのです。私はその前年くらいから、彼女の曲を好んで聴き始めていたにわかファンでした。アニメ開始時の広告を見てから恋風という作品を知ったので、その時は原作もアニメも、勿論主題歌の歌詞が岡崎さんだなんて事も知りませんでした。その後原作を読み、遅ばせながらアニメ恋風に興味を持ったのは、放映終了1年近く後のことでした。その時 ようやく、岡崎さんが携わっていた事を知ったのです。歌詞に本当に上手いこと表されている二人の切なさときれいさ、こんなに素敵な歌を書いて残してくれた事への感謝と、そしてもう永遠に失われてしまったものへの哀しみの気持ちがないまぜになって……私はこの歌を聴き続けています。
・恋風の主題歌はこのサントラにしか収録されていません。

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