<<フリートーク 01>>
・兄妹姉弟愛好きについて
近親相愛じゃん。気持ち悪い。ヘンタイ!
とかなんとか、生理的嫌悪を持つ人には受け付けられない趣向です。
あまりおおっぴらにも言えません。
実際にきょうだいがいたら絶対そんな気持ちになれないよ、とも言われます。
わかっています。
私は女ですが、兄も弟もいます。兄妹であり姉弟でもあるわけです。
しかし幼い頃から仲が悪く喧嘩が絶えず、成長しても互いを嫌悪し避けているきょうだいです。
そんな気持ちになれないどころか、むしろおぞましいです。
これが私の現実です。
それなので私は、だからこそ「仲の良いきょうだい」がものすごく羨ましいのです。
そして仲良しきょうだいの極みが、兄妹姉弟愛なのです。
私にとって兄妹姉弟愛好きとは、仲の良いきょうだいへの、手に届かない憧れなのです…。
このページで取り上げているのは既存作品(非現実)ですが、
現実に、仲良しきょうだいの方々、(さらには両想いまでいってしまった奇特な方々も、)心の中で応援しています。
(後者の方は是非一報を) ただし、双方同意のない無理強いはサイテイ。
<<フリートーク 02>>
・『みゆき』について
もはや兄妹漫画の古典と言えましょう。
初めて少年漫画に恋愛漫画を持ち込んで成功させた作品。
あだち充の懐かし名作です。
妹の結婚式で兄が泣き出してしまうというクライマックスです。
が、私はこれを漫画ページで紹介しませんでした。
『みゆき』は外枠だけを見ると立派な兄妹漫画の一つですが、
私の考えで言わせてもらえば、これは兄妹愛ではなく、擬似男女恋愛にすぎません。
(ここも参照。)
なぜならこの作品では、兄が妹を「妹」としてとらえていないからです。
終始一貫して兄は妹の事を「一人の女の子」として見ています。
兄妹が約10年ぶりに再会するところから話が始まるのですが、
再会直前に二人はお互いを兄妹と知らずナンパしてしまいます。
そして第2話にして、兄は妹と血のつながっていない事を思い出します。
そしてこれ以降、彼女のことを(血のつながらない)妹という「仮の立場」にいる女の子として見続けて行くのです。
(小さい頃に兄妹として過ごした思い出がごくたまに出ては来ますが、「兄妹」という関係で再確認する効果はありません。)
(妹もはっきりしない上に進路を兄に依存しすぎで見てて冷める。)
一緒に育っていないきょうだいが、成長して再会して(最初は)きょうだいと知らずに恋に落ちてしまう…
その後の展開によりますが、この場合はきょうだい愛ではなく、擬似男女恋愛にすぎないものが非常に多いのです。
(少女漫画の短編に多い感じ。)(「一緒に育っていない」場合に非常にありがち。)
私はこの、「兄妹姉弟愛」と、「兄妹姉弟というジャンルを借りた擬似男女恋愛」をできるだけ分けてこのページを作っています。
取り上げるのは基本的に前者です。『みゆき』は後者なのです。
有名な兄妹漫画なのになんで載ってないの?
という方がいらっしゃったと思いますが、こういう理由です。ご了承ください。
というか私は鹿島みゆき派なのです。
にしても、あだち充は『みゆき』『虹色とうがらし』『じんべえ』と擬似近親相愛大好きですね。
でも彼の作品を見ると、姉弟ものには興味がなさそうだと読んでいるのですがどうでしょう。「理想の恋人は、血のつながらない妹」と公言してるし…。
今ふと気付いたのですが。
兄は「親が再婚した時に、もうみゆきはいた」という記憶だけで、自分と妹は血のつながりがないと思い出しました。
でも。ちょっと待ってください。よく考えてみると、もしかしたら、自分の父親の子供(同父異母兄妹)だったという可能性もあるんですよ!(二人は年子なので、不倫説濃厚。) …まあ、最後は父親の見守る中、三人で挙式したというので結局は義妹だったわけですが。
<<フリートーク 03>>
・洋画の中の兄妹について
なんか軽〜い洋画って、「サエないお兄ちゃんと、おマセな年下の妹。
(けんかもするけど実はすごくお互いを大事に思ってる。)
お兄ちゃんはクラスのマドンナタイプの彼女に片思いで、妹にはお見通し。
妹がちゃかしたりやきもち妬いたりするけど、
なんか彼女も巻き込む事件が起こって、
最後には二人がハッピーエンドで、妹はちゃんと祝福してあげる。」
みたいな関係の三人が多くないですか??
(かなり的確なところを突いてると思うのだが。)
<<フリートーク 04>>
・ベルバラ (オスカルvロザリー)
本文まだです。
→
作者
色々
リアル絵
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